日本のカラー色彩関連で一番メジャーな検定のAFT色彩検定ですが、インターネット上での試験を行わないのは理由があると思います。
つまり、ネット試験を行えば、逆に検定の内容さえ危うくしかねない事態になる事をよく運営側が熟知しておられるからでしょう。
使用する受験者のパソコンは1台1台色が異なります。
メーカーも年式も、メンテ状態も全く異なるなら見える色は千差万別と言っても過言ではありません。
もちろん、試験会場ごとに採光や照明が異なれば、なお公平性は保てません。
当然、ネットのブラウザごとの色の見え方の差異。
プラットフォームごとの色表現の差異も大きな障壁です。
そればかりか、各受験者の色覚も一様とは言えず、中には強弱のちがいこそあれ色覚に特性をもった方も受験します。
そう言う色んな意味で、しっかり内容としていろと光について説いているAFT色彩検定としての信用も落とさないためには、現状の紙媒体で問題用紙を配布してのアナログな試験の形態がベストと言う判断でしょう。
効率や利益生を考えると、ネット受験を導入する事も選択肢に入る中で、
AFT色彩検定がインターネット試験を導入しない理由はそう言う観点も含むと考えています。
個人的見解ですが。