カラー診断の精度が上がります

kazuworks

2013年04月18日 16:37

長崎カラー研究会のブログです、ご覧いただきありがとうございます。
色彩学、カラーコーディネイト、パーソナルカラー、色彩心理・カラーセラピー、カラーデザイン、デジタルカラー、色彩計画、環境色彩について、長崎の皆様に有益な情報を提供します。


この週末も生涯学習の一環で、光と色についても講義をさせていただきます。
ただ、一般の方々はご存知なくてもしかたがないのですが、未だに色の専門家とも言われるカラーリストが、色と光について以外と認識が薄いケースが多々見受けられるのも現実です。

私はたまたま芸術系の大学で色彩学を専門に学んだこともありますが、それ以前の問題として、色を吟味する上で光が第一である事は長い時間先達から叩き込まれて来ました。

カラーリストの認識の薄い例として、
例えば、色温度によってだけ、色の見え方(表面色や反射色)変化すると思い込んでいる例なども問題は深刻です。

色が出現する実際は、色温度だけに左右されるのではありません。
(このあたりから、実際のカラー診断の現場の照明や光源選びに著しく誤解が生じているのかもしれません。)

パーソナルカラーを判定する場に、撮影用等のレフランプを用いる事は使用法含め誤りです。
また、室内光を消して外光のみでカラー診断するのも誤りです。
もちろん、今の技術をしてもLEDを使うのはまだ時期尚早ですし、メーカーもすすめていません。
(特にこのLEDは色温度が適正値に近いからと、誤用が相次ぎます)
他に、自己流で蛍光ランプと白熱ランプやハロゲンと適当にミックスする事はやらない方がマシです。

パーソナルカラー診断、カラーリストが光を管理する事ができれば、従来の「カラーリストごとにカラー診断のジャッジが異なる問題」もかなり解決出来るとも考えます。

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