誤ったパーソナルカラー診断時の照明の一例

kazuworks

2012年10月22日 13:51

長崎カラー研究会のブログです、ご覧いただきありがとうございます。
色彩学、カラーコーディネイト、パーソナルカラー、色彩心理・カラーセラピー、カラーデザイン、デジタルカラー、色彩計画、環境色彩について、長崎の皆様に有益な情報を提供します。


「パーソナルカラー診断は、よりベストな診断をする為、環境と色調などを整えた部屋で行います」
…と、インターネットでよく検索されるカラーリストさんのホームページの情報です。
長崎ではありません、ご安心下さい。

その適切な環境として使用する照明を具体的に
「演色改善形蛍光ランプとクリプトン電球の併用…」
と記述してありますが、これは全くのパーソナルカラー診断方法自体の誤解があるようです。
個人的な判断で「蛍光灯と白熱電球(クリプトン電球)を組み合わせたら…」とお考えのようですが、残念ながら何も根拠が無く、個人的なセッティングになっているようです。

照明の要素は、光束、光度、照度、輝度に加えて、我々パーソナルカラーリストの様にシビアに色を判定する仕事には、もっと高次元の他のいくつかの要素が求められます。
このことは照明計画に携わられる光の専門家におたずねすれば一目瞭然です。

少なくとも色彩学の基本が出来ていらっしゃれば、このような乱暴な照明環境は選択枝に無かったでしょう(最新の色彩学の文献では光学の基礎についてしっかり述べられています)。

これまではともかく、これからの次世代を担うカラーリストは、まず光からしっかり基本を学ぶべきですね。
根拠の無い光源の選択も、一つはパーソナルカラー診断結果を混乱させている大きな一因と我々長崎カラー研究会では早くから分析しています。


[長崎カラー研究会]
暫定ご相談ダイヤル

電話 080-3227-4799
メール japancolorbank@aol.com
※初期的なご相談は一切費用がかかりません、お気軽にお問い合わせください

関連記事