【長崎】メイクを取らないカラー診断会にご注意ください
長崎はじめ日本全国で卒業進学就職のこのシーズン、パーソナルカラーのイベントやカラー診断会があちこちで催されます。
ただし、このようなイベントは女性に特に注意が必要で、応募する前によく実施の要項を読んでおきましょう。
特にメイクを取らないカラー診断で、後々大きな損失につながった事例は多いものです。
カラーリストには「カラー診断でメイクを取る必要があること」を、ちゃんと事前にお客様に告知する義務があります。
【このようなカラー診断イベントはお勧めできません】
(1)メイクオフの記述が一切書かれていない。
パーソナルカラー診断はメイクを取って行うことが基本中の基本。
中には検定を主催するパーソナルカラー関係の協会や法人でも、この部分を曖昧にして、メイクオフをせず効率良くカラー診断を実施しようという団体は後をたちません。
要は限られた時間内で多くの診断をしたいという事情ですが、それはちゃんとした正規のパーソナルカラー診断とは全くの別物で、ただの模擬イベントです。
(2)誰が行うカラー診断か明確でない。
担当カラーリストの個人名が明記されておらず、協会名や団体名、場合によっては「〜協会監修」とだけ書かれているイベントは、事後のアフターフォローも不明で、またイベントや診断自体の責任の所在も曖昧で心配です。
(3)無料または実質無料のイベント
例えば、東京都内であれば1.5万円程度が平均のパーソナルカラー診断を、無料にする理由を考えましょう。
費用や労力をかけて、事実上赤字にしてまで行われるカラー診断会であれば、
検定ビジネス等の試験受験への誘導、講座への誘導、などの色々な背景があると考えられます。
(4)激短でのカラー診断
実際には「お一人10〜15分程度でカラー診断します」
と書かれているケースが多いようですが、よほどのキャリアがないとそのような短時間ではカラー診断はできません。
事実
「あなたは何でも似合う」
「よくわからない」
と、曖昧な診断を受けた、通告を受けたという方が多いのもその結末です。
提案にならない、結論が出ないのならカラー診断会は不要です。
(5)プライバシーが保たれていない
大きな会場等では、特に外部の一般通行人やショッピングのお客様から目に触れない工夫がされていることが必須。
それができていないケースは、ただの宣伝用の見世物にされてしまう危険性もあります。
他にも、今日のイメージ画像のように一般の方からスマホ等で撮影されてしまう危険性もあります。
盗撮された画像は何に使われるかわからず、特に女性にとっては脅威です。
(6)採光が悪い、施設照明が黄色かったり、暗かったりはNG
なかには夜間に行うケースや、窓の無いショッピングセンター内で行うこともありますが、
精度の高い色の判定の可能な照明がある以外は、それはカラー診断ができない、カラー診断を行うべき場所では無いということです。
誤診のリスクは相当高いと言えます。
(7)会場の静寂が保たれていない
カラー診断はカラーリストの集中力も必要、オープンスペース等では雑音や雑踏でカラーリストは集中できず、散漫になります。
(8)キャリア/経験の豊富なカラーリストが配置されていない
マンツーマンでも難易度の高いパーソナルカラー診断を、公衆の面前で行うことはさらに敷居が上がります。
よほどのキャリアがないと、イベントやデモでのカラー診断は円滑に進みません。
逆に日が浅いカラーリストなら、イベントカラー診断はそうとう難しいはずです。
関連記事